明治維新、正確には明治4年にあの「肉食禁止令」が解かれました、なんと1200年ぶりのことです、漸く自由?に人々が西洋文化に触れあうことが可能となり、食事も例に洩れず、当時イギリス領だったインドのカレー、フランスからはコロッケ…正確には「クロケット」言う、中にはベシャメルソースが入っている現在のクリームコロッケに近い揚げ物だった様ですが…日本では茹でたじゃが芋をつぶしてアレンジしたものが、現在でも日常的に食されているのは、何か不思議な気がしますね。
そして、いよいよ肝心の肉についてですが、皆様もご存じの様に、最初に流行したのは牛鍋、今で言うすき焼きの原型になったものです、当時は東京都だけでも500軒を超える牛鍋屋が乱立したみたいですから、それは大そうな人気だったのが伺えます…これを皮切りに日本の「西洋かぶれ」がより一層本格化して、現在の食事形態が作られてきました。
それまでの和食一辺倒の食事から、パン食やパスタに限らず、世界各地の料理を国内で何時でも食べられる様になったことは、世界的に見ても稀な国ですね。
日本人の食事に対する貪欲なまでの探求心の賜物、その甲斐あってか、2013年には日本の「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
バラエティーに富んだ食事…言わば「飽食の時代」は昭和50年代後半のバブル景気に背中を押され益々進化して行ったのですが、良い事ばかりではないのが世の常で、その反面、三大成人病である「高血圧、高脂血症、糖尿病」を患う人々が急激に増えてしまいました。
これは贅沢病に他なりません、かく言う私自身、恥ずかしながら45歳の時にお医者さんに高血圧と高脂血症と診断され、その5年後には何と糖尿病までも発症した次第です。
この様な「生活習慣病」については、食べ過ぎ、運動不足、ストレスと様々な要因に加えて遺伝的な要素も過分にあると思います。
例に洩れず、私も昭和男子にて、喫煙、暴飲暴食の成れの果てが、今の病気を招いてしまったのは紛れの無い事実です。
そこで自身の食生活を振り返ってみますと兎に角、味の濃いものを好んで食べていましたね。
少しでも味が薄いと感じると、何にでもソースや醤油をかけていました、特にカレーや焼飯には、これでもか!っという位に…それでは血圧も上がって当然ですね。
今更ではありますが、健康に良いと評価され無形文化遺産に登録された「和食」中心の食事にしておけば良かった…と思うばかりです。
次回は「現在の食事情と健康」について考察してみます。
これは認知症の前段階の一つですが、日々の生活の改善や趣味活動、運動、リハビリで回復する可能性(復活)があります。
幅広く多くのことを前向きに楽しく続けていくことが大切です。
生活習慣病、減塩の日本食、地中海食、DASH食、赤ワイン、コーヒー、果物、キノコ類、サプリメント、腸内細菌、コミュニケーション、読書、知的活動、ストレスフリー、カルチャーセンター、脳トレ、ボードゲーム、スマホゲーム、有酸素運動、筋トレ、指先運動、アロマ、音楽、楽器、カラオケ、補聴器、睡眠、三日坊主歓迎